校長から

校長自ら発信します。

挑戦すること


 第34回校内マラソン大会が開催されました。学校をスタート・ゴールとして、紅葉の鮮やかな比企丘陵や街並みのきれいなニュータウンを走る全長7kmのコースです。早朝から40名近い保護者の方も各ポイントで生徒への応援に参加してくださいました。 
 これまで生徒たちは、体育の授業等を通じて長距離走の練習を一生懸命積んできました。中には、体育の授業だけでなく、放課後や帰宅後に練習に励んだ生徒もいたそうです。アップダウンの多いコースを走るのは決して楽なことではありません。走ることが得意な生徒もいれば苦手な生徒もいます。そうした生徒たち一人一人が、それぞれの目標を胸に7kmのマラソンを通じて自分に挑戦したのです。 
 もうそれ以上歩けないほど全力を出し切ってゴールした生徒、走り切った達成感を満面の笑顔であらわしてゴールする生徒、中にはゴール後、涙ぐむ生徒もいました。自分がたてた目標を達成できたうれし涙もあったと思います。逆に、去年よりもっと上を目指そうとがんばったのにそれができなかった悔し涙もあったと思います。 
 決して楽ではないこと、大変なことを前に、それに正面から挑戦することで生徒は成長するのです。かりに残念な結果であったとしても、それは変わりません。高い目標に向かい、一生懸命努力を積み重ねて挑戦することで生徒は成長します。マラソン大会を終えた翌日、生徒たちは晴れやかな顔で登校してくれました。一回り大きくなったと感じます。この経験を胸に、勉強や部活動にも高い目標をもって挑戦していってほしいと願っています。

新しいリーダーを選ぶ

 今日11月4日、新しい生徒会役員を選ぶための立会演説会がありました。4人の候補者とその推薦者たちが、全校生徒を前に、自分の考えや意見を堂々と演説しました。演説の一部を紹介します(一部改編)。

○私は1年生のころから生徒会で庶務として活動してきました。先輩方をサポートしていく中で、その先輩方の活躍を見ていくうちに、自分も生徒会長として精力的に活動し、学校や地域に貢献したいと思い立候補しました。
○私が副会長になることができたら、鳩山高校が地域の方から愛される高校になるよう頑張りたいです。
○もう一つ立候補した理由があります。それは、自分の性格です。私は人見知りで人と話をしたりすることがあまり得意ではありません。その自分を変えたいという思いもあって立候補しました。私は、ゲーテの次の言葉が好きです。それは「何でもやってみることが大切」というものです。何もしないままだと自分は変えられません。ですから、何事にも挑戦してがんばります。
○私が頑張りたいことは、ボランティア活動です。鳩山町のお祭りのボランティアは、とても楽しく、人のために何かをするということができ、よい経験になりました。震災復興ボランティアでは、津波の怖さの他に、協力することの大切さ、被害にあった方々の心の広さや優しさを感じることができ、私も少しですが、人の気持ちを考えて行動するようになりました。ボランティアに参加した数だけ得られるものがあると思うので、多くの人が参加できるように良さを伝えていきたいです。

 「学校や地域に貢献したい。」「鳩山高校が地域の方から愛される高校になるよう頑張りたい。」「自分を変えるために何事にも挑戦してがんばりたい。」「ボランティアに多くの人が参加できるよう良さを伝えたい。」思いは様々ですが、どの立候補者も演説が終わると全校生徒から大きな拍手をおくられていました。これからの鳩山高校の生徒会を担う新しいリーダーが立派に育っています。

「地域と共にある」ということ

 9月3日(土)、4日(日)の2日間にわたり、本校の文化祭「鳩高祭」が開催されました。2日間を通じて、昨年より200人多いお客様にご来場いただくことができました。当日は、地域の珠算塾と連携して珠算競技会を開催しました。珠算を学ぶ100名近い小学生・中学生の皆さんが本校を会場に日頃の練習の成果を競いました。競技会終了後は、「鳩高祭」に参加し、コンサートやお化け屋敷、様々なゲーム等を楽しみました。他の会場では、武蔵丘短期大学の先生を招いて「部活動でがんばる生徒のための栄養学講座」、本校陸上部による「走り方教室」、本校体育科教員による「トレーニング教室」、山村短期大学の先生や学生さんたちによる展示・体験コーナー、東京電機大学の先生や学生さんたちによるフォーミュラーカーの展示など、本校だけでなく近隣の大学や短大のみなさんによる地域の教育関係者の集うイベントが盛りだくさんに実施されました。
 鳩山町の教育長さんをはじめ、各小中学校の校長先生方、地元自治会の皆様も多数ご来校いただきました。本校に在籍する生徒の保護者やご家族も多数ご来校いただきました。お孫さんが本校の3年生に在籍しているというお年寄りの方は、「孫が元気に楽しそうにお店をやっているのを見ることができて本当によかった。」とおっしゃっていました。
 ご来校いただいた皆様、本当にありがとうございました。
 10月に入り、本校を会場に鳩山町の公開講座が始まりました。本校の教員が講師となり、パソコンを用いた「ワード初級講座」や「エクセル中級講座」、合唱を楽しむ「Let's Sing」、天気について学ぶ「奇跡のような天気のしくみ」、楽しく身体を動かす「ジョギングをしてみませんか」の5講座が開かれています。延べ100名ほどの町民の皆様が参加されています。パソコンの講座には、かなりのご年配ながらワードやエクセルを熱心に学ぶ方が多くおります。生涯学び続けるその姿勢に感銘を受けます。
 11月には、近隣の大東文化大学から講師をお招きし、本校の保護者に加え、鳩山町内の小学校・中学校の保護者の方々を対象とした「保護者のための健康講座」も予定されています。
 鳩山高校は、鳩山町唯一の県立高校です。これからも地域の皆様と学び続ける「地域と共にある」学校として伸びていきたいと思います。

生徒の可能性を信じること -みんな変われます-

 8月21日(日)、中学生やその保護者の皆様を対象とする体験入学がありました。体験入学に先立ち、本校の生徒を代表して3年生の生徒が鳩山高校の説明をしてくれました。鳩山高校をさらによくするための活動をやってみようと思って生徒会でがんばったことなどの経験をもとに次のような話をしてくれました。

 「私は、これらのことを通して、自分は変われたなと思っています。中学の時は、友達も少なく、一人でいることが多かったのですが、高校に入り、先輩や後輩、同級生、また地域の人や学校に関係する大人の人たちと話すようになり、性格も明るくなりました。私は誰でも、変われたり、活躍することができると思います。人それぞれで活躍できる場所はいろいろあります。部活動で大会に出場しよい結果を残したり、生徒会活動や委員会活動で学校のために尽くしたり、地域の活動に参加したり、いろいろあると思います。高校生活の中で自分が活躍できる場所を探し、見つけたらそれに全力で取り組んでください。みんな変われます。」

 中学生に向けたこの言葉は、教師としての私の胸に深くささりました。「先生、私たちの可能性を信じ、私たちが変われる機会をください。」そう聞こえました。

 人は、変われるのです。人は、成長するのです。今、目の前にいる生徒たちの中には、確かにまだまだいたらない面のある生徒もいるかもしれません。でも、その生徒たちも成長の過程にあるのです。生徒たちの将来の可能性を本気で信じる時、自然とその生徒に何をしてあげられるのか見えてくるように思いました。

 

うれしいお知らせ

先日、地元の鳩山町教育委員会からうれしいお知らせをいただきました。近隣のニュータウンにお住いの方が「鳩山高校の生徒がゴミ拾いを日常的に行っており、本当に立派である」という内容のお話を鳩山町教育委員会でしてくださったそうなのです。鳩山町教育委員会から「生徒の皆様に、その活動が高く評価されている旨をお伝えいただければありがたく思います。」とのお知らせをいただいたのです。

 本校では、いろいろな部活動の生徒が自主的に早朝の通学路清掃を行っています。以前、ある部が始めたこの活動を見て、他の部活動も自分たちも何かできないかと少しずつですが善意の輪が広がっていきました。そうした生徒たちの気持ちを地域の方々にこうして受け止めていただけたことが何よりです。本当にありがたいことだと思います。本校の生徒がこうして地域の方に見守っていただけることに本当に感謝申し上げます。鳩山高校は、今後とも地域の学校としてがんばっていこうと思います。

野球部の生徒たちから学んだこと

7月10日(日)、鳩山高校野球部が川口市営球場にて全国高等学校野球選手権埼玉大会に出場しました。選手たちは、毎日の早朝練習、炎天下での守備練習やバッテイング練習、近隣の大学のグランドをお借りしての全体練習など、練習に練習を重ねて試合に臨みました。

 対戦相手は草加東高校です。守りでは、打撃力のある草加東高校に対し、本校の選手たちは必死にボールを追いました。攻めでは、ボールに集中しシャープなバッテイングで得点を重ねました。スタンドでは、応援の練習を積み重ねた吹奏楽部の生徒たち、生徒会の生徒、猛暑の中でも学ランを身に付け応援団を率いたソフトテニス部を中心とする生徒たち、その他大勢の教職員や保護者、野球部OBが声をからして応援しました。

 結果は、残念ながら草加東高校に敗れてしまいました。しかし、応援席から選手たちに「よくがんばった!」「ありがとう!」という声が発せられていました。本当に選手一人一人がよくがんばりました。感動をありがとう、という気持ちで一杯です。この場をおかりし、応援してくれた多くの生徒たち、教職員、保護者、OBの方々にも深くお礼を申し上げます。

 翌7月11日(月)、この日は、期末テスト3日目でした。早朝、野球部の生徒たちが手に手にポリ袋やゴミはさみを持って校門を出ていきます。本校では、早朝、部活動の有志が通学路清掃を行ってくれています。あれだけの激戦を戦い、そして残念ながら不本意な結果に終わってしまい、きっと心の中ではさぞ落胆も大きかったと思います。その生徒たちが、早朝からいつものように手にポリ袋とゴミはさみを持ち、立ち止まってこちらに一礼し大きな声で「おはようございます。」といって元気に校門を出ていきます。この時、「この生徒たちは、絶対もっともっと強くなる。」と確信しました。

 私は、生徒たちから「本当の強さ」を学ばせてもらったように思います。私たち教員は、生徒から学ぶこともたくさんあると実感しました。

地域を支える鳩山高校

 5月20日(金)の昼ごろ、ある先生から「校長先生、車がパンクしてますよ。」と連絡がありました。見ると後輪のタイヤが見事にペチャンコでした。ふだんタイヤ交換などしたことのない私は途方にくれました。 昼休み、ジャッキを用意しタイヤを交換しようと悪戦苦闘が始まりました。いくら力を入れても思うようにジャッキがあがりません。そうこうしていると、遠くから「校長先生、何か手伝うことありますか?」とテニス部の生徒が来てくれました。神様のようにありがたく思いました。生徒の力であっという間にジャッキアップができました。その後、いろいろな先生も寄ってきてくださり、ある先生の教え子が近くの農協に就職し、農協のガソリンスタンドで働いているとのことですぐ電話で連絡してくれました。5分後には、その卒業生がかけつけ、わずか15分後にはパンク修理が無事終わってしまいました。どれほどありがたかったことでしょう。心から感謝の念がわきました。 パンク修理を終えた後、その卒業生は「校長先生、また何かあったら連絡ください。それから、朝、出勤前の10秒でいいから4本のタイヤを見てください。毎日見てもらえば、もしパンクしても、タイヤがペチャンコンになる前に安全に修理できますから。」と言ってくれました。この卒業生はプロだなと思いました。お客様の安全や快適な運転を何よりも大事にしてくれているのです。きっと、ガソリンスタンドに訪れる地域のお客様から深く信頼されているだろうと思いました。 鳩山高校で学ぶ生徒は、このテニス部の生徒をはじめ、困っている人がいたらあたたかく手を差し伸べられる生徒たちです。鳩山高校を卒業して地元に就職する生徒も多くいます。その卒業生たちは、それぞれの職場でがんばり、地域の人に貢献しています。鳩山高校は、地域を支える人を育てる学校です。地域になくてはならない学校です。

生徒の成長を感じる時

 4月28日(金)、ご退職・ご転任された先生がたをお招きし離任式を行いました。各先生方から、心温まる励ましの言葉をいただくことができました。ある先生の「叱られた時こそ、伸びるチャンスだ!」という言葉に込められた思いに深い感銘を受けました。

 この式の中で気付いたことがあります。各先生方の「こんにちわ」とのあいさつに対し、生徒が本当に元気よく「こんにちわ」と声をそろえてあいさつをするのです。このあいさつが、学年があがるにしたがって大きく元気になるのです。3年生のあいさつが一番元気なのです。本校の日々の指導の積み重ね一端が、こうした生徒の成長として感じられるのだとうれしく感じました。

 

生徒のコミュニケーション力を伸ばす


生徒の「コミュニケーション力」を伸ばす -鳩山町つつじ祭販売実習- これからの社会に必要とされる力として「コミュニケーション力」が盛んにクローズアップされています。人と人をつなぐコミュニケーションの大切さがあらためて見直されています。 4月24日(日)、鳩山町商工会主催の「つつじ祭」に本校の生徒が販売実習で参加しました。昨年度、本校の生徒と地元の企業「花結び」さんとが共同開発した「鳩山高校黒豆わーず」などをブース販売しました。 来店されたお客様の一人は、「みんな頑張れ。私もお店をやっている。お店をやる一番大切なことは『笑顔』だ。常に笑顔を忘れず、お客様を大切にするんだよ。」と励ましてくれました。こうした経験の積み重ねこそが生徒のコミュニケーション力を高めてくれると思います。教室で学んだ授業をもとに、それを実践的な経験で身につける、今回の販売実習を通じて、こうした貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。