校長から

校長自ら発信します。

野球部の生徒たちから学んだこと

7月10日(日)、鳩山高校野球部が川口市営球場にて全国高等学校野球選手権埼玉大会に出場しました。選手たちは、毎日の早朝練習、炎天下での守備練習やバッテイング練習、近隣の大学のグランドをお借りしての全体練習など、練習に練習を重ねて試合に臨みました。

 対戦相手は草加東高校です。守りでは、打撃力のある草加東高校に対し、本校の選手たちは必死にボールを追いました。攻めでは、ボールに集中しシャープなバッテイングで得点を重ねました。スタンドでは、応援の練習を積み重ねた吹奏楽部の生徒たち、生徒会の生徒、猛暑の中でも学ランを身に付け応援団を率いたソフトテニス部を中心とする生徒たち、その他大勢の教職員や保護者、野球部OBが声をからして応援しました。

 結果は、残念ながら草加東高校に敗れてしまいました。しかし、応援席から選手たちに「よくがんばった!」「ありがとう!」という声が発せられていました。本当に選手一人一人がよくがんばりました。感動をありがとう、という気持ちで一杯です。この場をおかりし、応援してくれた多くの生徒たち、教職員、保護者、OBの方々にも深くお礼を申し上げます。

 翌7月11日(月)、この日は、期末テスト3日目でした。早朝、野球部の生徒たちが手に手にポリ袋やゴミはさみを持って校門を出ていきます。本校では、早朝、部活動の有志が通学路清掃を行ってくれています。あれだけの激戦を戦い、そして残念ながら不本意な結果に終わってしまい、きっと心の中ではさぞ落胆も大きかったと思います。その生徒たちが、早朝からいつものように手にポリ袋とゴミはさみを持ち、立ち止まってこちらに一礼し大きな声で「おはようございます。」といって元気に校門を出ていきます。この時、「この生徒たちは、絶対もっともっと強くなる。」と確信しました。

 私は、生徒たちから「本当の強さ」を学ばせてもらったように思います。私たち教員は、生徒から学ぶこともたくさんあると実感しました。

地域を支える鳩山高校

 5月20日(金)の昼ごろ、ある先生から「校長先生、車がパンクしてますよ。」と連絡がありました。見ると後輪のタイヤが見事にペチャンコでした。ふだんタイヤ交換などしたことのない私は途方にくれました。 昼休み、ジャッキを用意しタイヤを交換しようと悪戦苦闘が始まりました。いくら力を入れても思うようにジャッキがあがりません。そうこうしていると、遠くから「校長先生、何か手伝うことありますか?」とテニス部の生徒が来てくれました。神様のようにありがたく思いました。生徒の力であっという間にジャッキアップができました。その後、いろいろな先生も寄ってきてくださり、ある先生の教え子が近くの農協に就職し、農協のガソリンスタンドで働いているとのことですぐ電話で連絡してくれました。5分後には、その卒業生がかけつけ、わずか15分後にはパンク修理が無事終わってしまいました。どれほどありがたかったことでしょう。心から感謝の念がわきました。 パンク修理を終えた後、その卒業生は「校長先生、また何かあったら連絡ください。それから、朝、出勤前の10秒でいいから4本のタイヤを見てください。毎日見てもらえば、もしパンクしても、タイヤがペチャンコンになる前に安全に修理できますから。」と言ってくれました。この卒業生はプロだなと思いました。お客様の安全や快適な運転を何よりも大事にしてくれているのです。きっと、ガソリンスタンドに訪れる地域のお客様から深く信頼されているだろうと思いました。 鳩山高校で学ぶ生徒は、このテニス部の生徒をはじめ、困っている人がいたらあたたかく手を差し伸べられる生徒たちです。鳩山高校を卒業して地元に就職する生徒も多くいます。その卒業生たちは、それぞれの職場でがんばり、地域の人に貢献しています。鳩山高校は、地域を支える人を育てる学校です。地域になくてはならない学校です。

生徒の成長を感じる時

 4月28日(金)、ご退職・ご転任された先生がたをお招きし離任式を行いました。各先生方から、心温まる励ましの言葉をいただくことができました。ある先生の「叱られた時こそ、伸びるチャンスだ!」という言葉に込められた思いに深い感銘を受けました。

 この式の中で気付いたことがあります。各先生方の「こんにちわ」とのあいさつに対し、生徒が本当に元気よく「こんにちわ」と声をそろえてあいさつをするのです。このあいさつが、学年があがるにしたがって大きく元気になるのです。3年生のあいさつが一番元気なのです。本校の日々の指導の積み重ね一端が、こうした生徒の成長として感じられるのだとうれしく感じました。

 

生徒のコミュニケーション力を伸ばす


生徒の「コミュニケーション力」を伸ばす -鳩山町つつじ祭販売実習- これからの社会に必要とされる力として「コミュニケーション力」が盛んにクローズアップされています。人と人をつなぐコミュニケーションの大切さがあらためて見直されています。 4月24日(日)、鳩山町商工会主催の「つつじ祭」に本校の生徒が販売実習で参加しました。昨年度、本校の生徒と地元の企業「花結び」さんとが共同開発した「鳩山高校黒豆わーず」などをブース販売しました。 来店されたお客様の一人は、「みんな頑張れ。私もお店をやっている。お店をやる一番大切なことは『笑顔』だ。常に笑顔を忘れず、お客様を大切にするんだよ。」と励ましてくれました。こうした経験の積み重ねこそが生徒のコミュニケーション力を高めてくれると思います。教室で学んだ授業をもとに、それを実践的な経験で身につける、今回の販売実習を通じて、こうした貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。