校長から

校長自ら発信します。

自転車競技部関東大会出場 おめでとう!

523日(水)、自転車競技部関東大会出場を全校で激励する壮行会が行われました。出場選手は、3年生 部長の黒沢連君(スクラッチ)と2年生の加藤将武君の2名です。2年生の加藤将武君(スプリント)は、今回が2度目の出場となります。関東大会は、68日(金)から10日(日)の間、山梨県笛吹市の境川自転車競技場で開催されます。

そこで、両人に「日ごろ気を付けていることは何ですか?」と聞いたところ、ともに、「睡眠を十分にとること。規則正しい生活リズムで過ごすこと。」でした。試合の流れを十二分に研究し、練習に集中しそれを本番で出し切ることの大切さを教えくれました。
 全国大会を目指し頑張って欲しいと思います。

巣立ちゆく生徒のみなさんへ

 3月を迎え、卒業の季節となりました。去る3月10日、本校のよき伝統を担い新たな歴史を作った133名の3年生が卒業しました。卒業式は、厳かな中にも心のこもったあたたかい雰囲気に満ちた式となりました。3年間でこれほどまで成長した生徒たちを本当に誇らしく思います。また、この間、本校の教育方針にご理解、ご協力をいただいた保護者の皆様に厚く御礼申し上げます。

 少し長くなりますが、巣立ちゆく生徒たちに贈った言葉の一部を紹介させていただきます。  

 

 本校で学んだこの三年間、卒業生のみなさんは、人間的に大きく成長しました。

 夏の全国高等学校野球選手権大会埼玉大会の開会式では、参加の全チームを代表して、本校野球部主将 前野大悟 君が選手宣誓を行いました。その中の一節を紹介します。

「苦しい時も厳しい練習にも常に仲間と励んだ日々。お互いに助け合ってきた時間を忘れません。一つ一つの瞬間にチームの思いを込め、支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、高校球児として最後まで諦めない姿でプレーすることを誓います。」

 すばらしい選手宣誓でした。会場からは、大きな拍手が鳴りやみませんでした。この選手宣誓の言葉は真実です。本当に苦しい時がありました。それでも野球を続けてきました。それは、家族や仲間の支えがあったからだと思います。「支えてくれた方々への感謝の気持ち」は本物です。

 先ごろ閉幕したピョンチャンオリンピックでも、メダリストとなった多くの選手が、同じように感謝の言葉を口にしていました。一つの目標に向かって悩み苦しんだ人だからこその言葉です。

 その意味で、人への感謝の気持ちは、人としてとても尊いものです。

 この感謝の気持ちは、野球部だけでなく、多くの部活動でも育まれてきました。また、文化祭や体育祭などの行事、日々の授業や補習などでもたくさんの皆さんから耳にすることができました。今、こうして晴れの日を迎えたみなさん一人一人の胸の中にも、ご家族や友人、先生方への感謝の気持ちがあふれていることと思います。

 今年、この感謝の気持ちを実際の行動で示す取り組みが始まりました。生徒会が中心となった「ハトミライプロジェクト」です。ボランティアを通じて、私たちがお世話になっている鳩山町に貢献しようという取り組みです。みなさんが立てたこの志は、鳩山高校のよき伝統として大きく発展すると確信しています。

 みなさんの新たな門出にあたり、一つお願いがあります。

 それは、「チャレンジし続けること」です。

 みなさんが主役となるこれからの時代は、グローバル化や情報化が急速に進む変化の時代となります。人工知能「AI」の普及などに伴い、働き方や生活が大きく変わります。環境問題や少子高齢化など課題も山積しています。

 「ハトミライプロジェクト」を立ち上げたように、正答の無い課題に挑戦し、これまでなかった新たな取り組みを実現してください。「部活動」を通じて育んだように、苦しみや悩みから逃げず、仲間や家族への感謝を胸に、失敗や挫折を乗り越え、チャレンジし続けてください。鳩高で学び、鳩高で成長したみなさんであれば、必ず成し遂げられるはずです。

埼玉・教育ふれあい賞

 埼玉・教育ふれあい賞は、日々の教育活動に熱心に取り組む学校や教育関連団体を表彰する賞です。鳩山高校は、今年度、この教育ふれあい賞をいただきました。ご推薦いただいたことに感謝申し上げます。

 鳩山高校では、早朝、手にバケツやビニール袋を持った生徒たちが校門を出ていきます。近隣の通学路や道路に落ちているゴミなどを拾うボランティアです。陸上競技部や野球部、生徒会、剣道部などそれぞれのスタイルでこのボランティア活動に取り組んでいます。

 長期休業に入ると、生徒会が主催する震災復興ボランティアが行われます。12日の行程で福島県いわき市での被災農地の復興や現地の高校生との交流などを行っています。現地のみなさんとのふれあいを通じて、生徒は様々なことを学び豊かな心を育みます。

 秋には、1学年と3学年による「勤労体験学習」が行われます。校内の花壇整備や清掃に加え、近隣の道路や公園などの清掃活動を行います。こうした清掃活動に加え、鳩山町の納涼夏祭りには、生徒会の生徒たちが運営補助のボランティアを行ったり、吹奏楽部や軽音楽部の生徒たちがステージで演奏を披露します。吹奏楽部は、近隣の福祉施設に、たびたび出向き利用者の方々と演奏を通じてふれあっています。地元の小学校との交流も盛んです。1111日には、鳩山町立亀井小学校で開催される「昔を学ぶ会」に演劇部と吹奏楽部の生徒が出演させていだきます。本校の生徒も小学生とのふれあいをとても楽しみにしています。

 ボランティアや様々な体験活動は、机上では得られない貴重な学びの機会です。鳩山高校では、こうしたボランティアや体験活動をさらに充実させ、豊かな生徒の心を育みます。

未来を担う生徒たち

 先日、本校の生徒会長さんが校長室に来てくれました。生徒会の生徒たちで作り上げた鳩山町の町おこしプランのプレゼンテーションのためです。

 基本的なコンセプトは、「鳩山町の豊かな自然を活用する」「鳩高生のボランティアと地域の方々とのふれ合いを大切にする」の2点でした。具体的には、農村公園に桜の苗木を植えて桜の名所にし、ここを拠点に鳩山町の魅力を発信しようというプランです。

 高校生の目線で地域の発展を構想し、自分たちに何ができるか、どうしたらよいのかをみんなで話し合いを重ねてきたのです。生徒たちのこの貴重な提案は、学校にとっても町にとっても実現する価値のあるものと考えます。

 9月に行われた文化祭では、情報管理科の生徒たちによる鳩山町特産の黒大豆などを生かしたアイスクリームが販売されました。地元で起業された方を訪ねてお話しを聞いたり、町役場の方の協力を得て鳩山町の歴史や農業の特色を学んだりしながら、生徒たちが作り上げてきたものです。

 このアイスにも、鳩山町の発展に寄与したいとの生徒たちの思いが込められています。鳩山町のコミュニュティ・マルシェで行われたイベントでのアイスの販売の様子は、NHKの首都圏ニュースに取り上げていただきました。

 地域の未来を思い、地域の未来を担う生徒が着実に成長していると実感しています。

体験から学ぶこと

 この夏休み、鳩山高校では様々な取り組みが行われています。

 7月27日(木)、28日(金)の1泊2日で37名の生徒が東日本震災復興ボランティアとして、福島県いわき市に行きました。現地の震災の語り部の方による講演、コットン畑での農地復興のためのボランティア作業など様々な体験をしてきました。

 7月21日(金)から7日間、延べ40名の生徒が近隣の小学校へ学習支援ボランティアに行きました。毎朝8時30分から9時15分まで、ワークやプリントに取り組む小学生の質問に答えたり、問題を解くためのヒントをあげたりしました。

 7月24日(月)から陸上部の生徒たちが、近隣の他の小学校へ水泳指導の補助ボランティアに行きました。プールでの危険がないよう見守ったり、児童たちが水に親しめるよう楽しく補助をしてきました。

 7月30日(日)には、31の中学校から300名の中学生を鳩山高校に招き、バスケットボールクリニックが行われました。プロバスケットボールチームの選手やコーチの方々が講師として指導してくださり、トレーニングのポイントや技術向上のための練習を行いました。これを陰で献身的に支えたのが本校のバスケ部員でした。来校した中学校の先生方からは、気配りの行き届いた運営に「本当にしっかりしたすばらしい鳩高生ですね。」と評価していただきました。

 7月31日(月)には、吹奏楽部の生徒たちが、鳩山高校に隣接する介護老人福祉施設「松寿園」を訪問し、日頃の練習の成果を披露しました。演奏を聴いてくださったみなさんからは、アンコールの声をかけていただきみんなの心が一つになった演奏会でした。

 8月6日(日)の鳩山町納涼夏祭りには、本校から生徒会が運営のボランティアとして参加する他、ステージでは吹奏楽部と軽音楽部が出演します。暑い中での演奏ですが、さらに熱のこもった演奏で地域の皆様を感動させてくれると思います。

 

 夏休みを利用して、生徒たちは、様々な場所で、人との触れ合いなど教室では学ぶことが難しい貴重な体験をしています。これらは、どれも生徒たちの心を成長させる貴重な体験です。

 夏休みに入り、グランドや体育館には多くの生徒が部活動で汗を流しています。一方、3年生は、会社見学、小論文、面接練習など進路を実現するための大切な一日一日です。進路室前や職員室前には、多くの3年生が真剣な顔で行き交っています。

 鳩山高校の生徒の夏休みは、様々な体験を通じての成長のための夏休みです。9月の始業式の日、一回りも二回りも大きく成長した生徒諸君に会うのが楽しみです。