校長から

校長自ら発信します。

選手宣誓

 7月8日(土)、埼玉県営大宮公園野球場にて、第99回全国高等学校野球選手権大会埼玉大会の開会式がありました。18,000人の観衆が見守る中、参加の全チームを代表して、本校野球部主将 前野大悟 君が選手宣誓を行いました。

 

 宣誓

 野球というスポーツが私たちを成長させてくれました。苦しい時も厳しい練習にも常に仲間と励んだ日々。お互いに助け合ってきた時間を忘れません。一つ一つの瞬間にチームの思いを込め、支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、高校球児として最後まで諦めない姿でプレーすることを誓います。

 

          平成2978

             選手代表 埼玉県立鳩山高等学校 野球部主将 前野大悟

 

 すばらしい選手宣誓でした。会場からは、大きな拍手が鳴りやみませんでした。この選手宣誓の言葉は真実です。本当に苦しい時がありました。それでも野球を続けてきました。それは、家族や仲間の支えがあったからだと思います。「支えてくれた方々への感謝の気持ち」は本物です。11日の1回戦では、今までの思いを胸に堂々と戦ってほしいと思います。がんばれ、野球部! がんばれ、鳩高生!

 

 

心の成長

 先日の朝、出勤してくると校門付近に数名の生徒が集まっていました。よく見ると、校門付近に落ちていた牛乳パックなどのゴミを集めているところでした。その後、生徒たちは、集めた牛乳パックなどをゴミ箱に持っていってくれました。ほんの数分間の出来事でした。部活の朝練習のために、朝早くから登校した生徒たちのようです。とても気持ちのよい行いで、見ている私もとてもうれしくなりました。
 そんな中、こんなお電話をいただきました。「こちらは埼玉県教育委員会です。Mさんという方から、教育委員会にお電話がありました。『出かけようとバスに乗ったところ、鳩山高校の生徒たちが、お互いに席を詰め合って、私の座るスペースをつくってくれたのです。とても気持ちのよい行いだったので、お知らせしたくお電話をしました。』という内容でした。すばらしい生徒さんたちですね。Mさんは、心から感謝しておりました。Mさんは、鳩山高校を熱烈に応援してくれていますよ。」
 心の成長は、目で見ることができません。しかし、人知れずゴミを拾っている生徒を見たり、こうしたお電話をいただくと、生徒たちの心の成長が実感できます。
 鳩山高校では、毎朝早くから、多くの先生方が校門に立ち、登校してくる生徒たちに「おはよう」と声をかけてくれています。放課後は、部活動の指導の合間に、職員室や教室で生徒の悩みを聞いたり相談にのっている先生方を見かけます。夜の職員室では、担任の先生方が、心配な生徒の家に電話をし、保護者や本人と連絡を取り合っています。こうした鳩山高校の日常の中で、生徒たちの心はしっかりと成長しているのですね。人の心は、他の人との心のふれあいで成長するものです。先生方と生徒たちとの心と心のふれあいが生徒たちの成長の原動力なのでしょう。
 この場をおかりして、お電話をいただいたMさんにあらためてお礼を申し上げます。生徒の心の成長を見つけていただき、本当にありがとうございました。

入学おめでとう

 4月10日、満開の桜が咲き誇る中、156名の生徒が本校に入学しました。入学式では、やや緊張した表情でしたが、呼名されると新入生らしく元気に返事をしてくれました。新しく始まる高校での生活に、少しの不安と大きな期待を胸に抱いて本校の門をくぐった新入生諸君に、心からお祝いと歓迎の気持ちを伝えたいと思います。

 式辞の一部を紹介いたします。

 

  高校生活のスタートとなる本日、みなさんに胸にきざんでほしいことがあります。それは、こうした変化の時代だからこそ大切にしてもらいたいことです。社会がどう変わろうが、変わってはいけない人間として大切なものです。

 一つめは、「違いを尊重すること」です。人には、それぞれの人が持つ個性や特性があります。また、いろいろな考えや生き方があります。この違いをお互いに理解し、尊重することで社会は発展します。学校生活においても、お互いに、自分と人との違いを理解・尊重することを学び、友情を深めてください。

 二つめは、「チャレンジすること」です。人は、間違ったり失敗したりします。失敗すると恥ずかしい気持ちになるので、失敗を恐れチャレンジすることをためらってしまいます。しかし、若いみなさんにとって、この失敗や間違いが大きな財産なのです。失敗や間違いは、そこから多くのことを学ぶことができる貴重なチャンスなのです。失敗を恐れ、何もしないで時間が過ぎてしまうことは大きな損失です。鳩山高校では、自分を成長させるために、部活動などに積極的に加入し、失敗を恐れず、今までしてこなかったこと、できなかったことにチャレンジしてください。

 三つ目は、「感謝すること」です。人は、どんな人も、人に支えられてはじめて生きていくことができます。赤ちゃんの時は、おかあさんやおとうさんに、子どもの時は、先生や友だちに、成長して働きはじめればお客様や職場の同僚の方々に、と、私たちは、私たちの周りの多くの方々の支えがあってはじめて生きていけるのです。自分を支えてくれる周りの人に感謝をこめて接してください。

 「尊重すること」「チャレンジすること」「感謝すること」、この三つを胸に刻んで、勉強に励み、部活動に励み、学校行事や生徒会活動に励んでください。鳩山高校での三年間を通じて、学力的にも人間的にも大きな成長を遂げられることを期待しています。私たちは、全力でみなさんを応援します。

卒業おめでとう


 3月11日、133名の生徒が本校を卒業しました。式場では、どの生徒も晴れがましく自信に満ちた表情で式に臨み、3年間で積み上げてきた努力が立派に実ったことを実感しました。式辞の一部を紹介いたします。

 みなさんの新たな門出にあたり、一つお願いがあります。
 人には、できないことや苦手なことがある一方で、必ずどんな人にも良いところや得意なこと、自分にしかできないことがあります。
 長時間、机に向かうことが苦手でも、笑顔で人と接し人を優しい気持ちにすることができる。人前でしゃべったりすることは苦手でも、与えられた課題にしっかりと取り組み正確にやり遂げることができる。物事をてきぱきとさばくことが苦手でも、人より少し早く登校してゴミを拾ったり、人のためになることを実行することができる。
 このように、みなさんの中に眠る良さや得意なこと、可能性に目を向け、それを伸ばしてほしいのです。
 できないことをできるようにすることも大切ですが、それと共に、自分の中の可能性を追求し、それを伸ばすことにも目を向けてほしいのです。毎日毎日、少しずつでよいので、自分の良さや可能性を伸ばしてください。十年後、二十年後、ふと気が付くと、それが自分の生きる「道」になっています。他の誰でもない、自分という人間が生きてきた「道」、そして、これからさらに自分が歩んでいく「道」です。
 みなさんが活躍することになるこれからの世界は、グローバル化や情報化が急速に進展し、これまでにない大きな変化の時代を迎えます。
 こうした変化の時代には、変化に対応する柔軟な心と時代に流されない強い自分なりの生き方が求められます。鳩山高校で学んだ知識や技能をフルに発揮すると共に、自分の生きる「道」をしっかりと見定め、一歩一歩、自身の「道」を歩んでください。

沖縄への修学旅行

 2月に入り、本校2年生の生徒を沖縄への修学旅行に引率してきました。羽田を飛び立ち、沖縄に向かう空の旅は快適で、9,000mの上空から眺める富士山は、その美しさに生徒たちから思わず歓声があがるほどでした。沖縄の海は、私たち埼玉県民にとって何物にも代えがたいほど美しく生徒の心に深く刻まれたことと思います。 今回の修学旅行の目的は、次の3つです。
 1 平和の尊さを学ぶこと
 2 豊かな沖縄の自然や歴史・文化を学ぶこと
 3 民泊を通じて人とふれ合い豊かな心を育むこと 
 以下、生徒の感想の一部を紹介します。
○美術館での平和学習もしっかり学べました。沖縄が今抱えている問題がわかった気がします。
○マリン体験でこんなにきれいな海に入ったのは初めてでした。きれいなサンゴ礁がたくさんあって、生きている魚と一緒に泳いだのが楽しかったです。
○「ゆいまーる」の歌は4日間ずっと歌っていました。帰ってきてからも頭から離れませんでした。「ゆい」は結ぶ、「まーる」は回るで協力するという意味だそうです。この言葉も忘れないようにしたいです。
○民泊は初めての経験で最初はかなり困惑しましたが、民泊先のお父さん、お母さんがとてもやさしく、もう少し一緒にいたかったです。「いちょりばちょーでー」(一度あったら皆兄弟!)、本当に感謝です。
 4日間を通じて、一回りも二回りも大きく成長した生徒たちです。この成功を胸に、もうすぐ3年生になるという自覚を持ち、進路実現に踏み出してください。期待しています。