校長室より「2月前半」の鳩高生への応援メッセージ
「家庭研修」という名の“極上の時間”
鳩高生の皆さん、こんにちは。校長の田中です。1月29日、学年末考査が終わりました。その後、生徒の皆さんに再編整備に伴う片付けを協力してもらいました。校舎の4階、3階、2階から机・椅子・教壇・ロッカー等の運び出す作業は、皆さんの力なしには成し遂げることのできない大作業でした。お疲れ様でした。また、ありがとうございました。
翌1月30日は芸術鑑賞会。午前、池袋に集合して散策。班各自での昼食を挟んで浜松町駅近くの四季劇場にて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観劇。舞台全体の表現や演者の息遣いなど、本物に触れた贅沢な時間だったと思います。1年以上前から学年が温めてきた行事。皆さんひとり一人、心が豊かになって家路についたと想像します。
明けて本日、2月2日。暦の上では日曜日の2月1日から家庭研修に入りました。さあ、これから3月4日までの1か月以上の家庭研修は、皆さんにとって今後の長い人生においても、おそらく2回目を経験することのできない“極上の時間”と言って過言ではないと思います。1月26日(月)の6限、視聴覚室での「実学」で伝えたことを復習します。家庭研修とは、これまで3年間、早起きをして電車に乗ってバスを乗り継いで学校に登校した日々と出欠席の扱いは変わりません。もちろん、通学形態は、自転車であったり、バスと徒歩など様々ありますが、ことの核心は、出欠の扱いです。この家庭研修中は皆さんひとり一人、思い思いの時間を過ごしていることと思います。
ある朝、ある生徒は午前11時に起床したとします。またある生徒は午前5時に起床したとします。午前5時に起きた人はもちろんですが、午前11まで寝ていた人も当然のことながら遅刻とカウントされることはありません。全員が例外なく同様です。したがって家庭研修中は、全員が無遅刻、無早退、無欠席で授業日数だけがカウントされます。因みに2月の授業日数(土曜日・日曜日と祝日を除いた日数)は、18日間です。
「頑張れ!」の反対は何だと思いますか?と質問を投げかけました。これはある書籍から引用したものです。その著者は、「頑張れ!」の反対を「余裕を持って!」と述べていました。別の言い方をすれば、「頑張れ!」の反対を「余裕を持って!」と我々に提案してくれたのです。まさに皆さんの家庭研修中の心得のようなものだと思い、紹介しました。つまり、「頑張れ」の反対と言っても全く頑張らない訳ではない。目指すゴールは一定の成果をイメージしており、その過程において、歯を食いしばってでも、なにがなでもんでも頑張る、ではなく、お茶でも飲みながらじっくり自分のペースで取り組んでください、ということなのです。
ですから、これまで頑張ってきた分、寒い折、出来るだけふとんの中で過ごしたい、という人は、一日の内、30分でもいいので、また、ふとんからお顔だけ出すでもいいので、例えば“自分の進路に関する本を読む”などしてもらえたら4月からの皆さんの新しい生活は、ひと味ちがった日々になるかもしれません。これによって周囲の誰かから頼られる存在としてデビューしているかもしれません。いずれにしても今の自分をブラッシュアップ(=自分の技術や能力にさらに磨きをかけること。一段とすぐれたものにすること)して、まずは3月5日(金)の登校日を迎えてほしいと願っています。
★★★
その際、ひとつ注意点があります。今日から始めてください!「明日やろう!は、〇〇ヤロー」という言葉を聞いたこと、ありますか?〇〇は、あまりいい言葉ではありませんが、何かというと先送りしてしまうクセのある人を戒める言葉です。実際、「今日はちょっとやる気にならないから明日からにしよう!」、「今日は疲れているから明日からにしよう!」などなど先送りしていたらアッという間に3月5日を迎えます。注意してください。
さあ、兎にも角にも、この家庭研修、これまでの皆さんの人生の中でも特別贅沢な、そして自由な時間になるはずです。もちろん、これから入試本番という人もいれば、教習所通いが忙しい、4月からの新生活に向けた資金稼ぎ、小遣い稼ぎてアルバイトがギュウギュウに詰まっている、など決してヒマな訳ではないと思います。それでもこの“極上の時間”を皆さんを成長させる豊かな時間にしてほしいと願っています。
前回もこの言葉を使いました。「有終(ゆうしゅう)の美を飾る」という言葉があります。この1年間、そしてこの3年間、多くの経験を積んできた皆さんだからこそ、この家庭研修期間を少しでも有意義に過ごして、あの時があったから今の自分がいる!というゆるい中にも近い将来を見据えた日々にしてもらえたらと思います。私も校長室からコーヒーでも飲みながら“余裕をもって!”応援しています。
次回の応援メッセージは2月16日(月)にアップします。このホームページで会いましょう!