2024年7月の記事一覧
校長室より鳩山高校の全校生徒への第2回目の応援メッセージ
ある仏教寓話
鳩山高校の全校生徒のみなさん、こんにちは。校長の田中です。
校長室から全校生徒のみなさんへの応援メッセージ、第2回目です。今回はある仏教寓話を紹介します。本題の前にまず寓話(ぐうわ)について解説します。これまでにどこかで聞いたことのある言葉だと思います。そして上手く説明できないかもしれませんが、意味も何となく分かっているのではないでしょうか。そこで一つ提案したいと思います。
今後、そう言えば、これ何だっけ?と感じたことについて、何となく知っているレベルのものを自分なりに短い言葉で説明できるレベルまで引き上げるチャレンジをしてほしいと思います。完璧でなくてOKです。そうしたチャレンジをし続けた1年後の自分を楽しみにしてください。
さて、寓話(ぐうわ)とは、「比喩によって人間生活になじみ深いできごとを見せ、それによって諭(さと)すことを意図した物語」です。一字一句、正確に覚る必要がないとしても少し長いと感じたら「教訓や風刺を含んだ短い話(12文字)」でどうでしょう?
前回「800文字程度でメッセージ」と記載しましたが、500文字目前でやっと本題に入るところです。ちょっと一息、入れましょうか。ひと一休みする場合は、後ほど読んでもらえたらと思います。もう少し読んでみよう、という人は引き続き、おつきあい、お願いします。
- しばし休憩 -
★★★★★
本題に入ります!
ある日、仏教をよく思っていない若者が、お釈迦さまの前にやってきて罵詈雑言、言葉のかぎりを尽くして悪口を浴びせかけました。それはもう聞くに堪えない悪口を次から次へとまくし立てるように言い放ちました。ところがお釈迦様は黙って聞いていました。やがて悪口に言い疲れた若者は、その場にへたりこみました。そのとき、お釈迦様は静かに口を開き、若者にたずねました。
「あなたは誰かに何かプレゼントをすることはありますか?」若者は「それくらい俺だってするさ」と答えました。それに対してお釈迦様は「もし、そのプレゼントを相手の人が受け取らなかったら、そのプレゼントは誰のものですか?」とたずねました。「そんなの決まってるじゃないか!プレゼントをあげようとした人に…」。その瞬間、若者はハッと気づきました。お釈迦様は続けます。「そうです。あなたが私に投げかけた言葉を私は何一つ受け取りません。そのままそっくりあなたにお返しします」と。
日常生活の中で時には、いなやことにも出くわすことでしょう。それがもし、みなさんに向けられた心ない言葉だとしたら受け取らなければよいのです。今後の人生のいましめとして参考にすべき場合もあるかもしれませんが、そうではないものは受け取る必要はないですし、受けとらなければよいのです。
昔の人はためになるお話を残してくれますね。では次回、またホームページで会いましょう!