2024年10月の記事一覧
校長室より「10月後半」の鳩高生への応援メッセージ
「天高く、馬肥ゆる秋(てんたかく、うまこゆるあき)」時には空を見上げてリフレッシュしよう!
鳩高生のみなさん、こんにちは。校長の田中です。2学期が始まってから文化祭、体育祭という大きな行事を皆の協力によって大成功で終えたこと、大変嬉しく思っています。3年生は進路実現に向けてこれから本番という人も沢山いると思います。それでも日々の中で気分転換を図ることは大切です。
そこで今回のテーマ「天高く、馬肥ゆる秋」です。この言葉、元々は「秋になると肥えてたくましく育った馬に乗って敵が攻め込んで来るから警戒せよ」というものでした。これについては今回、深堀りしませんが、後に現在のように「過ごしやすい秋の到来」を表す意味合いで使われるようになりました。この言葉にあやかって、空を見上げてみましょう!「ボーッ」と上を向くだけでもリフレッシュできるといいます。窓越しでもよいので、できれば空を見上げてください。この時、目線だけ上げて空を見るのではなく、あごを上げて顔全体を上に向けることです。脳科学では、「上を見る動作をするとポジティブな感情が起こりやすくなる」という研究報告が上がっています。
ドラマなどでもアイディアが浮かばない時やどうしようか迷っている時などに上を向く様子を見かけますが、これは理にかなった行動なのです。ちなみに空の表情は、自分のいる場所+太陽・月の位置+雲の組み合わせ等で決まるといいます。したがって、今、見上げている空は二度と見ることはできません。ふと見上げた空も一期一会なのです。こんなことを考えながら空を見上げている時、私たちはポジティブな感情が起こったり、リラックスしているのです。
◎「空を見上げること」、「青空を見ること」によって効果があると言われているものを様々な文献から引用させてもらい、列挙してみます。
★気分が穏やかになり、明るくなる効果が期待できる。
★太陽の光が溢れる空、自然を眺めていると脳内のセロトニン分泌量がアップする。
★心のバランスが安定し、ネガティブな感情を少し手放せる。
★美しい青空、青色は鎮静の効果があるとされ、気分を落ち着かせ、興奮を抑える効果が期待できる。
★美しい空の風景は脳内のエンドルフィン分泌を促進する。このエンドルフィンは鎮静効果がある。
★エンドルフィンと一緒に分泌されるドーパミンは、恐怖記憶を抑制する効果があり、イライラの元の記憶を薄れさせてくれる。
鳩高生のみなさん、爽やかな秋晴れの日は、是非、空を見上げてリフレッシュしましょう。繰り返しになりますが、あごを上げて顔全体を上に向けることだけでポジティブな感情が起こりやすくなり、リフレッシュ効果があること、覚えておいてください。応援しています。
では次回、11月1日(金)、このホームページで会いましょう!
校長室より「10月前半」の鳩高生への応援メッセージ
今回は、・・・「而今(にこん)」
鳩高生のみなさん、こんにちは。校長の田中です。お彼岸を過ぎ、10月に入り、だいぶ過ごしやすい毎日になりました。今週木曜日、10月3日は絶好の体育祭日和になることを願って「『10月前半』の応援メッセージ」を始めます。
さて、思い起こせば今年の元日、能登半島地震に日本中が自然災害の脅威を目(ま)のあたりにしました。この後も日本各地で災害が起こり、生徒の皆さんも募金活動等、行動に移してくれました。そのような中、復興半ばの能登に今度は豪雨が襲い、甚大な被害がでています。心優しい鳩高生の皆さん、「自分も何かできないか?」と一人考え、心を痛めたりしたかも知れません。
能登豪雨を伝えた、ある報道番組のニュースキャスターは、番組の最後に「今、私たちができることを考えていきたいと思います」という言葉で締めくくっていました。この言葉が示すように、災害に対して私たち一人一人ができることは残念ながらそう多くはないのが実際のところです。
そこで、今回のテーマは、「而今(にこん)」について話したいと思います。「而今」とは、禅語(ぜんご)で「今、成すべき事に集中する」という意味です。現代に生きる私たちは、やらなければならない多くのことに囲まれています。日々の勉強をはじめ、もしかしたら、様々な悩みに直面している人もいるかも知れません。
そんな私たちが「今、成すべき事」とは何でしょうか?
災害を話題にあげて話を進めていますが、当の私たちは何か行動に移すための自分の足元はしっかりしているでしょうか?もし、しっかりとした地盤ができていないとしたら、その行動は被災者の力にはなれないかもしれません。しっかりとした地盤と言っても、おおげさなものではなく常に向上し続けようとしているかどうかで、鳩高生のみなさんになぞらえて考えてみます。鳩高生のみなさんが「今、成すべき事」は、月並みですが、遅刻等せず、基本的な生活習慣を維持しながらコツコツと勉強に取り組み、今の自分に課せられたやるべき課題に真摯(しんし)に取り組むことだと思います。
今の自分に課せられたやるべき課題に真摯に向き合い、取り組むことによって、世の中のことについてもっと深く学んでみたい、何かの力になりたい、と考える段階になるのだと思います。これは少しずつではありますが、確実に蓄積していくものです。自分自身と向き合って得た学びは、自分の中に蓄積され、社会がみなさんの活躍を期待する、その時に大きな一歩を踏み出す力になるはずです。鳩高生のみなさん、「而今」(にこん)、「今、成すべき事に集中」して鳩山高校での学校生活を一層有意義なものにしてください。応援しています。
では次回、10月15日(火)、このホームページで会いましょう!