校長から

2025年3月の記事一覧

校長室より「3月後半」の鳩高生への応援メッセージ

ねがい

~ どのような時代であっても鳩山高校がみなさんの居場所でありますように!~

  鳩高生のみなさん、こんにちは。校長の田中です。3年生は卒業生として3月7日に立派に本校を巣立っていきました。最後の厳かな式典、自らの花道を飾る日でもありましたが、来賓の方々をはじめ保護者の皆様が見守る中、晴れの式典にふさわしい人間力を発揮していました。この1年、様々な場面で多くの3年生に声を掛けさせてもらいましたが、皆、笑顔で対応してくれたこと、改めて感謝いたします。みなさんの優しさと誠実さは忘れません。ありがとうございました。そして2年生。2年生も卒業生を送るという立場で立派な式典とする大事な役割を果たしてくれました。ありがとうございました。

 さて2年生、今年度最後の応援メッセージを送ります。今回は“ねがい”と題して令和7年度、2025年度に向けて、引き続き、鳩山高校での学校生活を大切にしてほしい、という話をしたいと思います。

 改めて鳩高生のみなさん、みなさんにとって鳩山高校は、自分の居場所になっていますか?ちょっと大袈裟かもしれませんが、よいことも大変なこと、困難なことも含めて、みなさんにとって鳩山高校がかけがえのない存在であってほしいと願っています。

 世の若者(実際は若者以外も)同様に鳩高生のみなさんも、「初音ミク」を知っていますよね?

 日本史の教材的には、「現代のIT技術が生み出した新たな文化の象徴的存在」と評価されているという、ボカロイド(=歌声合成技術)の象徴的歌姫です。このボカロが、ネット発の文化・音楽シーンを劇的に変化させてしまったようです。YOASOBIやAdoは、このボカロの先頭を走る圧倒的支持を集めるスター中のスターです。これは日本にとどまることなくアジアをはじめ全世界を席巻する勢いとのこと。

  好むと好まざるに関わらず、人は、人と人とのつながり、何らかの人間関係の中で生きています。しかし、この人間関係に疲れた人々に救いの手を差しのべたのが、このボカロイドだというのです。今や、ボカロイド発の音楽は、周囲となじめず、社会と孤立しがちな人々が探していた居場所にもなっているようです。

 「人間よりボカロイドの歌の方が感情を深く没入できる」という若者の声は、多くの賛同者がおり、「人柄が見えすぎないボカロの曲はスッと心に入ってくる」という主旨の発言をしているのは、ボカロ文化のど真ん中にいるAdoさんです。実際、ある国のボカロ・カルチャーの浸透を伝える一コマに、ライブ会場のスクリーンに初音ミクのようなキャラクターが歌い踊り、聴衆はペンライトを持って絶叫しながら楽しんでいる様子が映し出されていました。

 日本だけでなく世界をも席巻しつつあるボカロ・カルチャーは、物事をどのようにとらえるか、ということにおいて、様々な解釈が可能な日本古来からの文化・芸能、更には生活スタイルにいきづく“余白”が生み出したものと解釈されています。

  話を現実に引き戻します。ボカロ席巻の一方で、それでも、人は、人と人とのつながり、何らかの人間関係の中で生きています。遠くギリシャの時代のアリストテレスは「人間は他者と一緒に共同体の中で生きる社会的動物である」と言いました。時にはボカロ・カルチャーに身を置くことも悪くないと思います。それでもみなさんにとって鳩山高校はみなさんの日々の生活の中心であることは間違いありません。なぜなら朝から夕刻まで、本校で学校生活を送り、身支度、登下校の時間を含めたら、どんなに短く見積もっても1日24時間のうち、3分の1の8時間は、鳩山高校に関わる時間です。通学時間がそれ相応にかかれば更に1時間2時間と鳩山高校と関わる時間は増えていきます。これに睡眠時間も入ります。みなさんの毎日は、鳩山高校と共にまわっているのです。

 その学校は、私たち教職員のほか、同じ年代の仲間が在籍しており、お互いに刺激し合って生活をしています。時には意見が食い違って口論となることもあるかもしれません。それでもそうした人間関係こそ、大切な経験であり、学ぶところでもあります。鳩山高校は生徒のみなさんにとって、勉強はもとより、様々な経験を通して人間関係を磨き、心の成長ができる場でありたいと考えています。

 インスタグラム全盛の昨今、簡潔に伝えるべきことを伝えられたらとは考えています。それでも高校生であるみなさんには、それなりの長さの文章を頑張って読んでほしいと思います。前置き等、除いて原稿用紙2枚程度という目標を果たせなかった言い訳のようになってしまいましたが、ここでメッセージを閉じたいと思います。

 鳩高生のみなさん、この1年間、私の応援メッセージを読んでくれたこと、感謝しています。令和6年度、お疲れ様でした。1年間、ありがとうございました!

 

校長室より「3月前半」の鳩高生への応援メッセージ

“パーキンソンの法則”を理解して活用する

~ 人間の特性を理解して自分自身を上手にコントロールしよう!~

  鳩高生のみなさん、こんにちは。校長の田中です。3月になりました。2年生、学年末考査、最後まで頑張ってください。3年生は、いよいよ卒業式が近づいてきました。引き続き、自分磨き、体調管理に力を注いでください。今月は、多くの人が陥(おちい)りがちな「パーキンソンの法則」について知り、自分なりの対策を考えてもらえたらと思います。

  ところで、当初この応援メッセージを始めるにあたって、800字(原稿用紙2枚)程度で全校生徒のみなさんに気軽に読んでもらえるものを目指しました。それでも思い入れが文字数に反映し、ここまで何度も長い文章になりがちでした。初心に戻って、出来るだけ800字程度の応援メッセージにしたいと思います。

  ここまでの前振りは差し引いてもらい、ここから800文字程度、始めます!今回のテーマの「パーキンソンの法則」とは、

 ★第1法則:「仕事の量は完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する」

 ★第2法則:「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」

 という2つからなっています。

  まずは第1法則から。「仕事の量は完成のために与えられた時間を全て満たすまで膨張する」、という経験、あるのではないでしょうか?もちろん与えられた時間、すなわち期限までよりよいものにしようという気持ちから、結果として、与えられた時間を全て満たすまで使う、ことが多いと思います。この法則を上手く活用するには、自分に与えられた仕事など、期限ギリギリまで使うのではなく、成果物を提出するものであれば、早めに見てもらうのです。早めに見てもらって修正点や改善点があれば修正・改善し、より完成度の高いものにしてほしいと思います。

  第2法則は、「将来のためにお金を貯める」という観点から考えてみましょう。小遣いやアルバイト等で得たお金で何かを買おうと、お金を貯めた経験はありますか?その方法として、小遣いやアルバイトで得たお金が余ったら貯金しよう、というやり方で貯金することに挑戦した人はいますか?パーキンソンの第2法則は、この方法(お金が余ったら貯金しよう)では、お金を貯めることはできない、ということを教えています。一つ結論をいうと、お金を貯めるには、銀行などに、ためるための口座を別につくるとか「ここに入れたお金は生活費等に使わない」と決めない限り、人はお金を貯めることは難しい、というのです。それでも最近の若い人はお金を貯めるのが得意な人もいるようですので、様々な方法でチャレンジしてほしいと思います。

  時は、三寒四温、春はもうすぐです。鳩高生のみなさん!応援しています。次回、3月後半の応援メッセージは、3月17日(月)にアップします。このホームページ(=ウェブサイト)で会いましょう!