2025年8月の記事一覧
本校美術部が制作したアート作品が展示されている埼玉県平和資料館、戦後80年企画、開催中 ♪
本校美術部が制作したアート作品、多くの来館者の前で堂々と羽ばたいています!
今年(令和7年・2025年)は、終戦から80年を数えます。80年という節目の年であることから、歴史を扱う施設等で戦後80年と題する様々な企画が催されています。我が鳩山高校にほど近い埼玉県平和資料館(埼玉ピースミュージアム)でも戦後80年企画が開催中です。そして本校美術部が制作したアート作品が戦後80年企画、「はとに願いを」のメインとなる折り鳩アートとして展示されています。タテ約3.3㍍、ヨコ約4㍍という羽ばたく巨大なアート作品は、来館者に力強く恒久平和を語りかけているようです。そのアート作品がこれです。
現在、この戦後80年企画は、来館者の方にも「本アート作品を構成する折りバト」と同じものを折っていただく案内がされています。入館してすぐの案内窓口前、そして鳩山町内が一望できる展望塔(天気がよく澄み渡った日には東京スカイツリーも見えます!)にも「折り鶴アートに参加しよう!」の案内があります。
「折り鳩アートに参加しよう!」で来館者に折っていただいた鳩は、共に恒久平和が続く未来へと向かい、想いを語り継げるよう、スピンオフ的な作品に広がりつつあります。それが下記左側の写真です。来館者に協力していただき、折ってもらった鳩は、下記右側のメイン展示と共に新たな平和の象徴、新たなアートとなって広がっています。
鳩高生のみなさん、時間を作って埼玉県平和資料館に足を運んでみるのも夏のよき思い出になると思います!
★埼玉県平和資料館 = 埼玉ピースミュージアム
ところ 東松山市岩殿241-113 入館料 無料
開館時間 9:00~16:00(最終入館16:00) 休館日 毎週月曜日
バス・電車 東武東上線 高坂駅西口から川越観光バス 鳩山ニュータウン行きで8分
大東文化大学下車、徒歩5分
校長室より「8月後半」の鳩高生への応援メッセージ
残り2週間の夏季休業、「栄冠は君に輝く」時間は十分にある!
鳩高生のみなさん、こんにちは。校長の田中です。8月5日(火)に開会した今年の全国高等学校野球選手権大会、いわゆる甲子園大会は、雨天順延がなければ今週の土曜日、23日の決勝戦で全日程を終えます。大会の歌である「栄冠は君に輝く」は、暑さ対策のため、開会式の時間を遅らせ、今年は夕刻に流れました。それでも、その爽やかな歌詞とメロディーは健在で、故長嶋茂雄氏ならずとも「永遠に不滅です」と言いたくなるような清々しい空気が球場だけでなく、テレビの前のお茶の間にも伝わったと思います。改めて、“希望を語る素晴らしい歌”だとしみじみ思います。
雲はわき 光あふれて 天たかく 純白の球きょうぞ飛ぶ
若人よ いざ まなじりは 歓呼にこたえ いさぎよし ほほえむ希望
ああ 栄冠は 君に輝く
暑さと言えば、この夏、鳩山町は、日本全国にその名を轟かせました。昨年は全国市町村最年少の町長誕生で多くのメディアに注目されましたが、今年は最高気温です。今月8月5日に鳩山町で観測した気温は、41.4度。同日、群馬県の伊勢崎市は41.8度を記録して国内観測史上最高となりました。41.4度は、全国第2位です。鳩山町内の方が、ある新聞の取材に語っていました。「最高気温で鳩山町の名が挙がるのは誇りではないが、悪い気はしない」と。そのとおりだと感じました。そんな全国からも耳目(じもく)を集める鳩山町がみなさんのホームグラウンドです。どんな分野においても思う存分、善き力を発揮してほしいと思います。
さて、高校野球の甲子園大会。本日8月18日は休養日で、明日、ベスト8に駒を進めた各校が対戦する準々決勝が行われます。今、皆さんの気持ち(マインド)はどんなところにありますか?高校野球を見ていない人にとっても甲子園大会はもちろん、引き続き夏休みは続く、そんな気持ちではないでしょうか。ところが、今週末の23日(土)の決勝戦が終わるとどうでしょう?もしかしたら多くの人が同じように感じるのではないでしょうか。夏休みも残りわずか、ああ、もっと早くあれもこれもしておけばよかった。2学期が始まってしまう!何か憂鬱だ。この夏、あれやこれや、やるぞ!と決意し、まさに希望の歌に聞こえた「栄冠は君に輝く」。同じ歌なのに決勝戦が終わった後の閉会式で聞く「栄冠は君に輝く」は、みなさんの胸にどのように響くでしょうか?何か物悲しく、間近に締切が迫ってくるような、えも言われぬ焦燥感に落ち着かなくなる、という気持ちになったりしないでしょうか?「せめて一週間前に戻りたい」と。
とは言え、8月18日の本日を含めて残り2週間の夏季休業があります。夏休みの予定を立てて今日まで順調にきている人は、引き続き、自分のペースを大切に有意な時間を過ごしてください。かたや、この夏の暑さで予定の半分も出来ていない。暑さもあり昼夜逆転してしまった。また、体調管理という名のもとに2度寝、3度寝と体内時計に変調をきたしてしまいそうな生活が続いてしまったと感じている人は仕切り直しましょう!
★★★
さあこれから具体的なアクションプラン(行動計画)を提案したいと思います。
① 1日を有効に使うために改めて、起床時間、就寝時間を一定に決めて1日24時間にリズムを持たせましょう。
※夏季期間は普段より一層魅力的な映画、スポーツ番組等、深夜の時間帯に放送されたりします。ライブで観たい番組もあると思います。全てとは言いませんが、録画して後で観るなど、体調管理を優先して頭も体も高いパフォーマンスを発揮できる生活リズムを再構築しましょう。
② 本物に触れる!
夏季休業中に是非、してほしいこと№1(ナンバー・ワン)と言っていいものです。まだ、2週間あります。何でもいいのですが、比較的身近にある美術館や博物館に行くことも比較的手軽に本物に触れる機会となります。小さな美術館の場合、手に届くところに作品が展示されているかもしれませんが、もちろん触ってはいけません。そこに行って作品等を鑑賞することが触れることです。入館料がかかりますが、例えば、小さな美術館(入館料、数百円のところもあります)でも高名な画家の作品が展示されていたりします。「教科書で習ったあの人だ!」という方の作品に出逢うこともできるかもしれません。また、プロ野球観戦に行って、遠目でもよいので本物のプロ野球選手の躍動感あるプレーを観ることも本物に触れることです。その他、多くの本物があります。是非、時間を作って、足を運んで本物に触れてみてください。感動や勇気、自分も頑張ろう、という前向きな気持ちをもらえると思います。これらは長い時間をかけて、みなさんの内に蓄積していき、この蓄積の積み重ねがみなさんの人生の財産になります。「根拠のない自信」という言葉がありますが、こうした本物に触れた経験は確実に「根拠のない自信」の構成要素になるはずです。もう一度、言います。何でもよいのです。普段とは違う夏休みだからこそ、かつ高校生活最後の夏休みだからこそ、本物に触れる機会をつくってほしいと思っています。
③ 言語化してみる!
今日一日の中のトピック(一つの話題)的な場面を切り取って言語化してみる。日記を書く習慣のある人はいいですね。書くことによって思考が整理されると思います。普段、あまり言語化にトライしていない人は、パートタイムの日記というくらいが、肩の力が抜けてよいと思います。1988年、ソウル五輪シンクロ・デュエットで銀メダルを獲得したスポーツ心理学者の田中ウルヴェ京(みやこ)さんは、「自分の感情の言語化」を勧めています。「言語化することによって自分のこころの状態を観察し、それに気づく」、メンタルヘルスの第一歩として「自分の感情を言語化しよう」と言っています。思考の整理としての言語化も同時にできると思いますが、田中ウルヴェ京さんお勧めの「自分の感情の言語化」を意識してやってみませんか?
人は「こころ」に気を配ることで「こころ」の健康を維持増進することが可能で、その「こころ」のトレーニングの入り口が自分との対話(セルフトーク)だと田中ウルヴェ京さんは言います。「今、私の心臓はドキドキしていますか?」、「今朝はどんな気分ですか?」などなど。こうした「こころ」の中に起こってくる感情を、その場で実況中継するつもりで観察してみるのだそうです。例えば、「私はついさっき電車の中で足を踏まれて。ちょっとイラっとしています」とか。こうして自分の感情を言語化することで「イライラした」、「失敗した」ということを自分で客観視でき、そこから、自分はどう行動するかという課題に結びつけることができるというのです。
ポイントは、きちんと自己客観視をすることにあると言います。そこから、自分はどう行動するのかという課題に結びつけることができるのだと。自分の感情を言語化して認めることで、「じゃあ、どうしますか?」と自分に問いかける。思考や感情をどうにかしようとするのではなく、行動のほうに視点を移すのだそうです。何か行動に移す必要がある時、「比較的涼しい朝のうちに、行動しよう」も一つの方法だと思います。面接練習をしたが、しっくりこなかった、であれば、「今度は家の人に面接官をしてもらおう」、「先生に面接官をしてもらおう」、など前向きな行動、解決方法に繋がるのではないでしょうか。さあ、自分の感情を言語化してみて、そこから自分はどう行動するかという課題に結びつけて、2週間を有意義な時間にしてほしいと思います。応援しています。
次回の応援メッセージは、9月1日、第2学期始業式の日にアップします。このホームページで会いましょう!
校長室より「8月前半」の鳩高生への応援メッセージ
そして、私たちは“戦慄”する!
鳩高生のみなさん、こんにちは。校長の田中です。夏季休業に入ってから一層の猛暑。暑さ対策に気をとられているうちに気づけば、本日から早くも8月。1学期の終業式後、14日目、2週間となります。月日が経つのは何と早いこ とか、何はさておき、少しというか、かなり大袈裟かもしれませんが、私はこれに「戦慄」しました!
さて今回の応援メッセージは、表題のちょっと怖そうな語句について少しだけ深掘ってみたいと思います。さっそく「戦慄」、何と読みますか?
☆彡
これは「読みにくい漢字」の一つとされ、とある調査では「3人に1人が読めない漢字」といわれています。・・・、そうです。「せんりつ」と読みます。読めた人、素晴しい!ドヤ顔せず、冷静にかつ謙虚な姿勢を保ちつつ、自分の語彙力(ごいりょく)を褒(ほ)めてあげてください。読めた人も惜しくも読めなかった人も、どこかでこの漢字と出くわしているかもしれません。「戦慄の貴公子」…は、ちょっと古いですか。かつてマイケル・ジャクソンとともにスター街道を駆け上ったプリンスのアルバムの日本向けタイトルです。今は「アルバム」と言っても伝わらないですね。「あの丸い円盤みたいな、・・・。何でしたっけ?AB・・・」、「CD!」。今となってはCDもオワコンですね。今は、ストリーミング?とかですか。話が脱線してしまいました。「戦慄」に戻しましょう。そうそう、生徒の皆さんが触れているかもしれないのは、「戦慄のエチュード」でしょうか?
「戦慄」とは、広辞苑 第七版/岩波書店によると「恐ろしくて、おののきふるえること。おそれて身ぶるいすること」とあります。強い恐怖や驚き、あるいはそれによって体や心が震えるような状態を意味しますから、用法例としては、ホラー映画やスリラー小説などを想像するとイメージしやすいと思います。「戦慄の事実」、「戦慄の映像」、「戦慄すべき事実が発覚した」、「その話を聞いて戦慄がはしった」、「彼の冷静な目に戦慄を覚えた」などが一般的な「戦慄」正しい用法例といえます。
上記のような一般的な用法に加えて一部のケースでは、戦慄は、感動に近い感情の震えとして使われることもあります。音楽や芸術作品などに対して「深い感動とともに戦慄を覚える」というような使い方です。この規格外に凄い用法例に出会いました。BSテレビに『3行、読んでみた』、という番組があります。CMを入れても、ほんの5分足らずの番組ですが、様々な大手の書店の店員さんたちがナビゲーターとなってお勧め本、感動した本を紹介する番組です。ある回で小川 哲(おがわ さとし)著、『君のクイズ』という本を紹介していました。ネタバレになりますが、ストーリーは次のようなものです。主人公は、あるクイズ番組に出場し、ファイナルステージに進出します。優勝をかけた最後の問題で、まだ一文字も問題が読まれていない中、対戦相手が正解して優勝を果たします。なぜ、正解できたのか?主人公は、その真相を解明すべく、決勝戦で出題された問題を一問ずつ振り返る。その過程で主人公自らの人生も振り返ることとなる。そして、単なるクイズの強さだけでは説明できない真相が見えてくる。振り返っていく中で主人公が幼少期に読んだ本を思い返すシーンもある。そうした生きてきた経験値がクイズの強さに繋がるということにも気づく。そしてつぶやく。
『クイズに答えているとき、自分という金網を使って、世界をすくいあげているような気分になることがある。僕らちが生きるということは、金網を大きく、目を細かくしていくことだ。今まで気づかなかった世界の豊かさに気づくようになり、僕たちは戦慄する。戦慄の数がクイズの強さになる。』
これはクイズに限らず、私たちは日々、著者、小川哲さんも言葉を借りれば、自分という金網をすくい上げて生きているのではないでしょうか。日々様々なことを学ぶことによって、この金網の性能を少しずつよいものにしていかないと世の中に順応して生きていくことができないのだと思います。金網の性能をよくするとは、著者も言葉を借りれば、金網を大きくしていくこと。つまり学校での勉強はじめ様々な知識や技能、経験を積むことによって、この世界の多くの有益なこと、ものに触れ、感性を磨き、自分自身が成長していくこと。さらに金網の目を細かくしていく。それまでザルで、見たり聞いたりして学んだつもりが、大きな網の目から抜け落ちてしまって身に付くことがなかった状態から、金網の目を細かくしていくことによって、より多くのことをキャッチできるようになる。特に心に響くような事象をしっかりキャッチして世界の豊かさに気づく。そのことによって無知な自分から一歩成長できる。そんな震えるような感動を著者に倣(なら)って「戦慄」と表現してみましょう。
1学期の終業式でこんな話をしたことを覚えていますか?
進路実現について、しっかり取り組む。また、普段できない心を豊かにするような時間を持つ。「やり切った!」、「楽しかった!」そんな夏休みにしてほしい。そして2学期、元気な顔を見せてほしい、という話でまとめました。鳩高生のみなさん、この夏、是非「戦慄」してほしい。感動に近い感情の震えを感じるほどの「戦慄」を体感してほしい。日常の学校生活とは違った時間を刻む夏休みは最高の機会かもしれません。生徒のみなさん全員に共通するテーマは、「自分自身の進路に真剣に向き合う」ことだと思います。それを日々考え、深掘って、深掘って、深掘ることによって「戦慄」できるかもしれません。今まで気づかなかった世界の豊かさに触れてほしいと思います。そんな夏を「やり切った!」、「楽しかった!」と表現して鳩高生のみなさんに伝えました。日々、みなさんの健闘を応援しています。
次回の応援メッセージは、学校閉庁日(サマーリフレッシュ・ウィーク)明けの8月18日(月)にアップします。このホームページで会いましょう!