2020年12月の記事一覧
【演劇部】中央発表会 出場リポート
こんにちは!鳩高演劇部です。
11月14日(土)・15日(日)に、彩の国さいたま芸術劇場で開催された第69回埼玉県高等学校演劇祭 中央発表会に出場しました!!
中央発表会の会場は、永年の憧れの舞台である彩の国さいたま芸術劇場。
埼玉、いや日本が誇る劇場ということでスケールが違う!!!
上演に際して、劇場スタッフの方と全2回に渡る打ち合わせ(ヒアリング)を行いました。
(ちなみに…
演劇部というとお芝居にばかり注目されがちですが、音響や照明の演出プランニングも大切な活動のひとつです。
どのタイミングで音楽を入れるのか、どのような明かりで役者を照らすのか、何パターンもの演出を考えます。
また、自分達が思い描いているビジョンをどう説明したら劇場スタッフの方に伝えることができるのか、分かりやすいCueシートを作成するためにはどうしたらいいか…とプレゼンスキルを磨く必要もあります。
機材の操作だけが音響・照明スタッフの仕事じゃないんですよ~!)
舞台監督(上演までの段取りをするプロデューサーのような立場)・音響・照明の担当になっている3人は連日遅くまで、悪戦苦闘しながら打ち合わせに向けての資料作成を行い、ヒアリング当日を迎えました。
地区発表会でもそうですが、自分達の「こうしたい!」という抽象的なイメージに対して、それを実現するためには何をどうプランニングしたらいいか、豊富な知識と技術で的確なアドバイスをくださるプロの劇場スタッフの方々はやはり凄いなあ…と感動しきりの部員たちでした。
そして迎えた本番。本校の上演は開催初日の14日(土)の5校目。トリです!笑
地区発表会と同じく 越智優 作/鳩山高校演劇部 潤色 『夏芙蓉』 を上演致しました。
【あらすじ】
舞台は県立ヤツシマ高校。第101回卒業証書授与式から11時間後の深夜の教室に、一人の女子生徒・千鶴が寂しげにぽつんと座っていた。そこに、千鶴の親友・舞子と由利、サエの3人が現れて、他愛もないおしゃべりをするのだが・・・
高校演劇界では古典ともいうべき有名な作品です。
みんなが知っているお話だからこそ、「鳩高らしさ」を出すにはどうしたらいいか…
脚本の考察にはかなり力を入れました。
地区発表会での課題だった、1年生の滑舌や声量、台詞の抑揚もかなり改善され、客席の後ろまでしっかり声を響かせていました。1年生の成長ぶりには驚かされます。何より、主演2名の渾身の演技に拍手!
また、照明さんがこだわりにこだわり抜いたのライティングも芸術劇場の充実した機材で見事に実現され、御来場いただいた方々から「照明が綺麗だった!」と好評をいただきました。
結果は、残念ながら関東大会へと駒を進めることができませんでしたが、優良賞 を受賞致しました。
そして、なんと・・・
優れたスタッフワークを発揮した学校に送られる舞台スタッフ賞(照明部門)もいただくことができました!!
前回の記事でも書かせてもらいましたが、本当に周りの方々の支え無くしてはこの舞台を作れませんでした。
大変な情勢の中、さいたま芸術劇場まで足を運んでくださったご来場の皆様。
演技指導に駆けつけてくださり、演劇の楽しさを教えてくれた阿部先生、若林先生、石川さん。
急遽助っ人をお願いしたにも関わらず、快諾してくれた上に完璧な音響オペをしてくれたOさん。
練習の送り迎えや、家庭でのフォローをしてくださった部員のご家族のみなさん。
初めての経験で戸惑っている私達を励ましてくださった比企地区演劇部のみなさん。
感謝してもしきれません。本当に本当にありがとうございました。
結果に心残りはありませんが、全力で臨んだ舞台なだけに、とにかく悔しい!!!
もう一度彩の国さいたま芸術劇場の舞台に立てるように、そして、これからもご来場いただく方々に楽しんでもらえる作品を作れるように、部員一同邁進していきたいと思います。
来年は一般のお客様が普通に観劇に来られる情勢になっていますように…。
以上、長くなりましたが、中央発表会出場リポートでした。